暑い夏がようやく終わったかと思ったら、秋を通り越して冬が間近に迫って来ています。各地で短い秋を惜しむかのように各種スポーツイベントが行われています。
そうした中、伊達市にとってとてもうれしいニュースがありました。「第10回市町村対抗福島県ソフトボール大会」において、伊達市チームが見事“初優勝”の栄冠を勝ち取りました。大水害と地震、新型コロナなどで苦難を強いられてきた市民に大きな喜びと希望を与えてくれました。スポーツの持つ力の大きさを改めて実感したところです。
この栄冠は、現チームの代表をはじめ、監督、コーチ、そして選手が一丸となった証しですが、歴代の監督やコーチ、選手の皆さんの力が結集された勝利だと思います。
決勝戦の相手は同じ伊達地方の国見町。練習試合などで交流を深めている仲の良いチーム同士ですが、手に汗握る白熱したすばらしい試合であったと聞きました。両チームの健闘に心から拍手を送りたいと思います。
さて、大会前の壮行会で私は、「ぜひとも優勝を目指してほしい。市民が期待している。」とあいさつしました。要らぬプレッシャーをかけてしまったかと反省しましたが、伊達市チームはそんな懸念を見事跳ね返してくれました。優勝を目標にはしていても、一戦一戦大切に戦うことだけを考えていたようです。
チームの合言葉は「一戦必勝」。先の試合のことは考えずに目の前の一戦に全力を尽くして勝つ。この想いを全員が共有して戦った結果だと思います。それは試合後に球審が「伊達市の一球に対する集中力が上回った。」とコメントしたことにも表れています。
「一戦必勝」を最後まで貫き市民に感動を与えてくれた“伊達市ソフトボールチーム”に心から感謝します。ありがとうございました。
はじめに、遺跡と史跡の違いについてですが、遺跡とは、昔の人の活動の痕跡が残された場所などをいい、令和4年3月1日現在、全国に47万2071箇所あります。そして、遺跡のうち特に重要であると国が判断し指定したものを史跡といい、全国に1869箇所あります。史跡に指定されているのは、遺跡のうち約0・4%だけで、非常に希少であることがわかります。
さて、伊達市には国指定の史跡が3つあります。1つ目は、南北朝時代に北畠顕家がを奉じて陸奥の国府を置くなど、南朝方の一大拠点として機能した重要な城跡である「霊山」。2つ目は、霊山町大石に15世紀前半に創建された寺院跡で、室町幕府と伊達氏との結びつきを考古学的に証明する重要な遺構である「宮脇廃寺跡」。3つ目は、国人領主から戦国大名へと発展を遂げた伊達氏の本拠地であり、領主居館や寺社仏閣などの配置から伊達氏の都市計画や領国経営がわかるな遺跡である「伊達氏梁川遺跡群」です。全国1718市町村で史跡が1箇所もないところもある中、3つの史跡がある伊達市がいかに歴史的価値の高い地域であるかを改めて強く感じています。そして特徴的なのが、3つの史跡はすべて伊達氏でつながっていることです。今後の調査研究を通じてより詳細な歴史の探求がなされることを期待しています。
市では今年、「伊達氏梁川遺跡群」の保存活用計画の策定に着手しました。今後、史跡内の発掘調査、整備基本計画の策定、整備実施設計を経て整備工事となります。史跡整備には想定以上に時間がかかりますが、正確で深い調査研究を経なければ正しい歴史的事実は明らかにならないからだと思っています。
また、史跡整備に最も大切なのが市民の興味と理解だと思います。発掘調査の見学や計画策定時の勉強会など、市民の皆さんが史跡整備に関わる機会を設け一緒に創り上げていきたいと思っています。特に子どもたちには、史跡を通じて歴史に興味を持ち、伊達市の自然や産業とともに“誇り”に感じてほしいと思っています。
伊達市の魅力を発信するため、市では、首都圏各所でPRイベントを開催したり、参加したりしてきました。東京銀座でのあんぽ柿づくり、東京ドームでのふるさと祭りへの出店、市場や量販店でのトップセールスの実施、企業版マルシェの開催などなど。
そして今回、東京ドームの巨人対中日戦で「福島県伊達市デー」を初めて開催しました。
満員の観客から一斉に注目される中、オープニングセレモニーが始まります。両チームに伊達市特産のぶどうを贈るにあたり、場内放送で、『試合に先立ちまして、福島県伊達市よりシャインマスカットと巨峰が、両チームに40キロずつ贈呈されます。』とアナウンスされると、満員のスタンドから一斉に「お〜」というどよめきと、「食べた〜い」という大きな声が響き渡ります。駆けつけてくれた伊達なふるさと大使の長沢裕さん、小林アリスさんとともにその迫力と歓声に感激してしまいました(ちなみに、伊達市はシャインマスカットの生産量県内一です)。
そして、もっとすごかったのが、長沢裕さんの始球式でのノーバウンド投球です。ブルペンでの練習では、10球中ホームベースまで届いたのは2球だけだったそうで、長沢さんの本番での強さには驚きです。ハイタッチで“勝利投手”をみんなで迎えました。
今回の「伊達市デー」では、東京ドームを埋め尽くした観客に本市の魅力を広く発信することができたと思っています。
ところで、バックスクリーンのオーロラビジョンは、日本最大級の横幅125メートルのLEDビジョンで、そこに映し出された伊達市の大自然は圧巻でした。都会にはないすばらしい財産を伊達市は持っているんだなと改めて確信しました。これからも、伊達市の美しい田園、里山、緑などを守り、そして創り出していきたいと思っています。
今年の夏は全国各地で猛暑日の連続でした。7月の全国の平均気温は平年と比べ1・91度高く、この100年余りで最高であったとの報道がありました。特に北日本と東日本の気温が高く、伊達市においては8月5日に今年の日本一となる40・0度を記録しました。全国に“暑いまち伊達市”で有名になりました。
そして、暑い夏をより熱くしてくれたのが聖光学院野球部の甲子園での活躍です。ピンチでも守りきるんだという気合がテレビの画面越しにも伝わってきて、選手たちのひた向きな心の強さを感じました。そのひた向きさが毎年伊達市民に元気を与えてくれているんだなと改めて思いました。
目標の日本一は後輩に託されましたが、これからも聖光らしい最後まであきらめない全員野球を見せてください。聖光野球ファンの一人として、いつも応援しています。
さて、今年は市内各地で夏まつりが盛大に行われました。コロナ前と比べても人出が多いと感じています。特に子どもや若者が多く、キッチンカーや屋台はどこでも長蛇の列でした。また、金魚すくいや輪投げ、射的など昔懐かしい遊びに子どもたちの人気が集まっていました。
コロナ禍による行動制限が長かったからでしょうか、久々に身体の底から湧き上がってくるような喜びを感じました。そして、地域の大人と子供が一緒に楽しんでいる姿を見ると、地域のつながりに祭りが果たす役割の大きさに改めて気づかされました。
今年の“熱い夏”も終わろうとしています。この夏感じた懐かしくも新鮮な想いを大切にして、これからの季節も“熱く”過ごしていきたいと思います。
最近の技術革新は目を見張るものがあります。その代表とされるのが“チャットGPT”などの生成的人工知能(生成AI)の誕生です。
従来のAIは、学習済みのデータの中から適切な回答を探して提示する人工知能でしたが、生成AIはあらかじめ学習したデータをもとに、文章や画像、音楽、デザインなどを新たに作成する人工知能のことです。
例えば、生成AIに向かって「あなたは伊達市役所の職員です。新入職員へのあいさつを100字程度で公務員倫理という言葉を入れて考えてください。」と命令すると、ほんの数秒後には、「新入職員への皆さんへ ようこそ伊達市役所へ。公務員倫理を心に市民のために尽力しましょう。地域の発展に貢献する使命を胸に、協力と信頼を大切にして一緒に頑張りましょう! おめでとうございます!」とちょっとぎこちない文章だけど回答してくれます。なんと便利なことかと思いますが、気持ちは伝わってきませんね。
定型的なあいさつ文や報告書を作成する際の参考にはなっても、自分の想いを伝えるコラムや感想文には向かないし、それを使って作った文章にはなんの意味もないと思います。
とは言っても、私は生成AIを否定しているわけではありません。むしろ積極的に活用すべきだと思っています。これまでも人類は、技術革新を積極的に取り入れ進歩してきました。昔コンピュータが導入されたとき、人々は「自分の仕事が取って代わられるのでは」と案じていましたが、今やあらゆる分野で不可欠なツールとなっています。
生成AIについても使うのは人間であり、出されたコンテンツ(文章や画像など)の有効性や信ぴょう性を確認する能力をしっかり備えることで、人類にとって有効なツールになると考えています。
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「早起きは三文の徳」ということわざがあります。“朝早く起きれば少しではあるが何かしらの利益がある”という意味です。
早起きの効果としていわれることに、「自分の時間が生まれる、自律神経が整う、ホルモンバランスが整う」など多数あります。
効果は数字にも表れています。アメリカテキサス州の大学での調査によると、夜更かし学生の試験の平均点が2・5だったのに対し、早起き学生の平均点は3・5だったそうです。夜の脳は副交感神経が働き休息状態であるのに対し、朝の脳は交感神経の働きで活動に適した状態とのこと。つまり朝型学生の成績が高かったのは理にかなっていたということです。
さて、私も最近、早起きを実践しています。4時頃にはすでに明るいので寝ていられないのが本当のところですが…。早起きすることで、「出勤前の一仕事ができる、朝の読書ができる、朝食がおいしい」等々多くの効果を実感しています。
さらに、休日には、午前中に用事を済ませたり、多少遠出したとしてもお昼には帰宅できるので、午後はゆっくり自宅で過ごせるなど、一日を長〜く有効活用できています。
また、私の場合、朝ベッドの中だとさまざまなことが頭に浮かびマイナス思考に陥りがちですが、起きてしまえば解決策が浮かびプラス思考に変わっています。
そう考えると、早起きは「三文の徳」どころか「人生の鍵」を握っているともいえるのではないでしょうか。特に、子供の時からの生活リズムとして「早寝・早起き・朝ごはん」はとても大切だと思います。(市政だより令和5年6月号「健康通信」に特集)
かくいう私もまだ始めたばかり。三日坊主にならないように、季節が変わっても、変わらず「早起き」を続けていきます。
去る4月23日、「まちの駅やながわ」開業5周年記念イベントが開催されました。伊達市の歴史・文化・観光の発信拠点として、さらには市民の交流・憩いの場として多くの皆さんにご利用いただいています。そして令和元年東日本台風では、支援物資の配布や炊き出しなど、被災者支援ステーションとして大きな役割を果たしました。施設を管理運営いただいている伊達氏のふるさと梁川会、ならびに関係者の皆さまに感謝申し上げます。
またこの日は、梁川町中心部を通る都市計画道路中央線「大町工区」の完成もお祝いしました。無電柱化された開放感ある広い歩道と、梁川町川北まちづくりの会が進めてきた“蔵の風情を取り入れた和風のまちなみづくり”の取り組みにより、歴史と文化が薫る景観が再現されました。ちなみに、川北地区の取り組みは、“明るく活力に溢れるまちづくり”のモデルケースとして注目を集めています。
さて、この日のまちの駅は、バンド演奏や混声合唱、オカリナや吹奏楽演奏など、楽しく懐かしい“音楽ひろば”でした。また、完成した道路「中央線」は歩行者天国となり、輪投げ大会やキッチンカー販売、道路に並べられた椅子・テーブルでの飲食など、普段は味わえない“にぎわいひろば”となりました。これも、梁川バイパスの完成により可能となったことです。
道路とは、人や車の通行のためばかりではなく、地域のにぎわいづくりに大きく貢献するのだと改めて強く思いました。これからも、国や県、関係機関と連携し、道路整備を積極的に推進していきます。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本が優勝し、再び野球熱が高まっています。昔、野球をやっていた身としてはとてもうれしく思っています。
日本チームの戦いはすべてすばらしい内容でしたが、特に準決勝のメキシコ戦はすごかったですよね。8回に2点勝ち越されたときはさすがに負けかなと思いました。でも、チャンスは必ずあると信じて諦めなかった日本チームは、9回の村上選手の2点タイムリーで劇的な逆転サヨナラ勝ちにつなげました。本当に鳥肌が立つ試合でした。
これまで打撃不振で、この日も4打数ノーヒット3三振の村上選手を信じて代えなかった栗山監督。「最後はお前で勝つんだ」とずっと言い続けてきた信念の采配が、最後に実を結びました。メジャーリーグの公式サイトで、WBC史上最高の試合とされたすばらしいゲームでした。
さて、ここからはあまりにもレベルの違う話で恐縮ですが、私が野球をやっていた中学の頃の話をさせてもらいます。私のポジションはサードでしたが、なにせコントロールが悪いため、よくファーストに悪送球をしてしまい、そのために負けた試合も幾度かありました。毎試合恥ずかしいやら申し訳ないやらで本当に悩みました。
普通なら次の試合はベンチかポジション変更なのですが、監督は私を代えませんでした(代えの選手がいなかったのが正直なところですが…)。私は、何とか監督の期待に応えようと秘密の特訓に励み、結果として、その後は多少良くなったように記憶しています。
あの時、ポジションを代えられていたら自信をなくして練習もしなかっただろうし、部活もやめていたかもしれないと思うと、使い続けてくれた監督に感謝しています。WBCの試合を観戦していて、あの頃のことを懐かしく思い出しました。
音楽は私たちに癒しや喜び、感銘を与えてくれます。そして合唱は、多くの歌声がハーモニーとなり、音の重厚さや広がりが人々を楽しませ感動させてくれます。
私も歌うことは好きで、昔は、友だちとカラオケに行くと必ず歌ったのがジローズの「戦争を知らない子供たち」でした。サビの部分になると友だちの“ハモリ”が入ってきます。私はつられないように主旋律を必死で歌います。結果、二人の声が上手くハーモニーを奏で他のお客さんから大きな拍手をもらったこともありました。この歌を作詞した北山修さんは、初めて曲を披露した大阪万博のステージでこんなことを言っています。『僕らは戦争を知らない子供たちだけど、よその国では“戦争を知っている子供たち”もたくさんいます。100年後、200年後に世界中のみんなが、この曲のタイトルと同じような音楽会を開けたらすごく幸せだと思っています』と。
さて先日、やながわ女声コーラス創立50周年記念演奏会がありました。洗練されたハーモニーに、会場全体が感動に包まれたすばらしい時間でした。コーラス結成時の会の名前は「まゆ」だったそうです。一本一本の糸が重なり合って絹織物になるように、一人一人の違った声がひとつになり、重厚で心地よい新たな響きになることを願って命名されたと伺いました。
この世の中も、それぞれの色を持った人がお互いに認め合い、それぞれの色で輝くことで新しい発想が生まれます。伊達市は旧5町が合併して17年が過ぎました。それぞれの地域がそれぞれの色で輝き、伊達市全体としてハーモニーを奏でるまちにしていきたいと思っています。
伊達市立志式が、1月31日?、保原体育館で行われました。立志とは文字通り「志を立てる」ということで昔の元服にあたります。「元服」とは、子どもの成人を祝う社会的に重要な儀式でした。数え年で15歳の時にお祝いをしたことに由来し、伊達市では中学2年生のこの時期に毎年行っています。
中学2年生は3年生への進級を控え、自分の進路や生き方を考える大切な節目の時期です。自分自身の将来の夢や志を真剣に考え、その達成に向けて決意を新たにする良い機会だと思っています。
式典のあとには、文化庁の巡回公演事業として、プロのダンスカンパニー「ナチュラルダンステアトル」による芸術鑑賞会が行われました。公演作品の「さーかす」は、自分のやりたいことが見つからず毎日をぐだぐだ過ごしていた主人公「一郎」の前に昭和のサーカス団が現れます。戦後、今よりずっと貧しかった時代を一生懸命生きたサーカス団が、現代っ子一郎の心に生きる力を吹き込む物語です。作品のテーマは「みんな違って、みんないい」。伊達市では初の公演で、音楽とダンスだけで物語を表現していくところがすごいと思いました。
感じ方は人それぞれですが、『人と比べて何の特技もないと思っていた一郎が、個性豊かな人たちと出会う中で、自分がやれることを見つけ出し、それが一郎に生きる力を与えたのだ』と私なりに感じました。
みんなそれぞれにできることは違います。人は「みんな違う」何かを持っていて、それは「みんないい」ものなのです。「みんな違って当たり前」という多様性を認めることの大切さが、真剣に舞台を見つめる15歳の目には映っていました。そして特にこの日は「一人ひとりが自分の色で輝いていた」と強く感じました。
伊達市では、身近な集会所などで交流しながら、気軽に楽しく身体を動かす「元気づくり会」を実施しています。参加者が元気なのはどうしてなのかと考えてみると、「身体を動かしているから」だけではないことに気づきます。参加者同士の交流が大きな原因なのは間違いありません。
コロナ禍でイベントや交流会などを中止せざるを得ない、またはリモートや書面での開催が当たり前となり、直接対面で会話する機会が少なくなっています。
確かに、感染防止や多様で効率的な働き方には、テレワークやリモート会議などデジタル機器の活用は欠かせないし、伊達市でもデジタル化を進めていますが、それですべてを満足させることはできないと考えています。デジタルとリアル(対面)の使い分けが重要になってきます。
そうした中、最近、県外や市内各地域で、総会や交流イベントなどが行われるようになりました。直近では東京ドームでの「ふるさと祭り東京2023」への参加や、東京銀座での「あんぽ柿収穫セレモニー」の実施等々…。もちろん感染対策をしっかりとった上での開催であり、私も参加させていただいていますが、とても新鮮で楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。そしていつも感じるのは、皆さんと直接交流するたびに自分自身が元気になっているということです。このコロナ禍に、健康ばかりではなく心の元気も奪われてしまっていたのかもしれません。
コロナはまだまだ予断を許さない状況であり、まずは感染対策、重症化予防対策をしっかりとっていただきたいと思います。その上で、コロナ禍を経験したからこそ大切さに気づくことができた「人と人との交流」を除々に再開してほしいと思います。それがウィズコロナを生きる私たちの「元気の源」になるからです。
去る12月11日、令和4年度伊達市民憲章作文コンクールの表彰式を行いました。この作文コンクールは、伊達市の未来を担う市内の小中学生が、作文を通じて市民憲章に込められた意味を考えながら、自分の将来や伊達市の未来のために何ができるかを考えるきっかけになってほしいと、平成29年度から実施しています。
今回は、市民憲章の一つ「まもりましょう ふるさとの自然と歴史を」をテーマに695点の応募があり、その中から特に優秀と認められた作品22点を決定しました。受賞された皆さん、本当におめでとうございます。
受賞作品はどれもすばらしく、ふるさとを大切に思う気持ちや、地域の歴史文化を継承していくことの大切さ、自然環境保全に対する強い思いなど、自分にできることを一生懸命考えている作品ばかりでした。自然を守るために「果物のおいしさをたくさんの人に知ってもらう、川を汚したりゴミを捨てない、庭などに植物を植えて緑でいっぱいにする」等々。歴史を守るために「地元の歴史や文化を調べて紹介する、伝統芸能を体験する」等々。身近にある自然や歴史を大切にし、今日まで守ってきてくれた先人や地域の人への感謝の気持ちが、すべての作品に溢れていました。
市では現在、今後10年間のまちづくり計画を策定しています。伊達市の宝である人、自然、農業、歴史を大切にし、未来に輝くまちを創っていくとの思いから、将来像を『人と緑と歴史が結び合う ひかり輝く田園空間・伊達市』と決めました。子どもたちが作文に込めた思いを計画に反映し、伊達市のすばらしい自然と歴史を未来を担う子どもたちに受け継いでいかなければならないと、改めて心に誓いました。
受賞作品は今後、作品集やホームページで紹介しますので、ぜひ読んで、子どもたちの熱い想いを感じていただきたいと思います。