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「おすすめの絵本4(大人向け2)」

印刷ページ表示 更新日:2019年1月22日更新

「ちょっと恥ずかしい思い出の絵本」

おすすめの絵本の紹介、第4弾です。

昨年に引き続き、おとうさんとおかあさん向けの絵本を紹介いたします。私が以前、人前で読んで涙が出た、恥ずかしい思い出の絵本です。

「なぜ、絵本で?」と、思われるかもしれませんが、「同じ本を読んでも、それまでに辿ってきた人生や読むタイミングによって、全く違った感想が生まれることがある」と気づかされた絵本です。

 

【お父さん・お母さんに、そっと読んでほしい絵本 その2】

「おとうさんはウルトラマン」 作:みやにしたつや、出版:学習研究社

「教頭だと家から通えるけど家にいない。校長だと土日は休めるけど家から通えない。もう、どっちでもいいや」奥会津への赴任が決まった時、湯船の中で小1の末っ子が、悲しそうに言いました。忘れた頃にできた、孫ほどに歳の離れた息子でした。

夏に地区の先生方の研修会があり、講師の先生から突然、絵本の朗読を頼まれました。手渡されたのは、「おとうさんはウルトラマン」でした。

上の子ども達に読んだことがあった本なので、軽い気持ちで読み始めました。

「おとうさんはウルトラマン。おとうさんは つよい。おとうさんは とてもつよい。おとうさんは とてつもなくつよい。でも めちゃくちゃよわい あいてもいる」

読み始めてすぐ、実家で帰りを待っているかわいい末っ子の顔が浮かんできました。前回の単身赴任の時、まだ2、3歳だった息子は、ウルトラマンごっこが大好きで、週末に帰省すると、「パパ、まち、こわしてて!」と、よく言いました。

怪獣が、ブロックで作ってあったビルや橋を壊していると、ウルトラマンが「シュワッチ」と飛んで来て、キックやパンチや光線で怪獣をボッコボコに退治し、嬉しそうに去って行くのです。外では気を張っていたけど、息子にはめちゃくちゃ弱かった・・・。

ちょっと悪い予感がよぎりましたが、気にせず読み進めました。ところが、

「おとうさんは ウルトラマン。ちからいっぱい かいじゅうとたたかい きずだらけになって いえにかえる」のところで、自分の姿がウルトラマンに重なりました。その途端、不覚にも声がつまり涙があふれてきて、そこから先が読めなくなりました。

次の転勤で実家に戻れたのに、激務と人間関係でボロボロになって深夜に帰宅し、息子の寝顔を見ては思いとどまっていた日々が、蘇ったからでした。

「いったい何が起きたのか?」と、皆びっくりしたと思います。私も驚きました。顔から火が出るほど恥ずかしく、その後も会員の先生方に会うのが憂鬱でした。

あんなにパパが大好きだった息子は、いつしか父親不在の自由を謳歌し、「パパはうるさいから嫌だ」「帰って来なければいいのに」と言うようになり、悲しかったです。

そのまま反抗期に入り、高3になった息子は今、話しかけても返事もしません。

若いお父さん達は、奥様と一緒にお子さんに関われるといいな、と思っています。

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