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「賢い子は図鑑で育てる」
図書館で、「16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える究極の子育て」という副題のついた上記の本(瀧靖之著、講談社)を見つけて、借りて読んでみました。私の家にも昔「科学大観」という数冊ずつ綴じられた科学図鑑があったことを思い出し、気になったからです。
保育所から帰ると、一人でその本をパラパラとめくっては、まだ文字が読めないので、未知の世界の絵をワクワクしながら見ていた記憶が今も残っています。特に、動物や恐竜、人体や宇宙などのページは、ボロボロになるまで何度も繰り返し見ていました。
そのせいか小学校で理数が大好きになり、時々先生に褒められたのが嬉しかったです。
職業は中学校の英語教員だったので、説得力はあまりないのですが、今でも疑問に思ったらすぐに調べたり、納得したら試してみたりする習慣があるのは、幼い頃に出会った図鑑のお陰なのかもしれません。
当時の親の意図はわかりませんが、図鑑を買って家に置いてくれたことに感謝しています。
この本では、未就学時期に図鑑に親しませると「なぜ子どもが賢くなるのか?」に加え、「なぜ家族みんなも幸せになれるのか?」まで、科学的なデータを基に解説しています。テレビやインターネットではなく、敢えて「図鑑がいい」と言っている理由もわかります。
「もっと早くこの本を読んでいれば自分の子ども達にもやっていたのに」と、ちょっと後悔しました。皆さんの子育てのお役に立てればと思います。
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