保原高校美術部の絵画掲示セレモニー
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月11日更新
保原高校美術部作成の絵画がお目見え
今回は、保原高校美術部製作による絵画掲示セレモニーが平成26年2月10日(月曜日)に行われました。
掲示された絵画は、海のなかで明るく元気に泳ぐ魚たちを描いたもので、仮置き場がさらに明るい雰囲気に包まれています。
平地区仮置き場絵画掲示セレモニーの様子
絵画掲示セレモニーには、製作者である保原高校美術部の生徒をはじめ、平地区住民、環境省など50名を超える方々が参加されました。
1枚目は、湯田健一教育長と保原高校の高島秀一教頭先生より掲示してもらいました。 保原高校の絵画は4分割されており、1枚ずつ防護壁に掲げていきます。 1枚目の絵が掲示されると、すでに地域住民の方々から歓声がわいていました。 | |
2枚目の掲示は、保原高校の番匠あつみ教諭と平上町内会長の渡邉統弘さん。 番匠先生は美術部の顧問で、直接絵画指導に当たられました。 | |
3枚目は、保原高校美術部の生徒と平地区除染推進推進委員会代表の松浦忠夫さんより掲示してもらいました。 絵画は、1・2年生の生徒が放課後に想いを込めて作成してくれました。 | |
4枚目の掲示は、保原高校美術部の生徒と平地区除染推進委員会副代表の白岩幸雄さん。 1枚の絵は、畳1枚分の大きさがあります。 4枚組み合わせた今回の絵画は、高さ180cm、幅360cmにもなり、とても大きな作品です。 絵画が全て掲示されるとさらに歓声がわき、セレモニーに参加していた全員が明るく、清々しい気持ちになっていました。 |
絵画コンセプト説明
保原高校美術部代表の佐藤紀子さんから絵画のコンセプトについて説明してもらいました。 この絵画は、仮置き場の景観が住民へ与えるストレスに配慮し、「地域住民の方々が明るく、楽しい気持ちになってほしい」と話していました。 | |
絵画のなかには「たいら」と書かれた植木鉢の中に新芽が描かれており、平地区が未来に向かって明るく成長していくようにとの想いも込められています。 |
「花がれき」贈呈
保原高校は「がれきに花を咲かせようプロジェクト」として、震災で崩れた校舎のがれきに花を描き、生徒たちができる復興支援活動を行っています。 今回の絵画掲示セレモニーで、保原高校美術部から環境省福島環境再生本部長の高橋康夫さんと湯田健一教育長に「花がれき」が贈呈されました。 | ![]() |
![]() | この「花がれき」は市内をはじめ近郊に設置された仮設住宅を訪問し、避難されている方々に贈呈し、多く方々に勇気と希望を与えてきました。 |
保原高校美術部が想いを込めて描いた絵画は、平地区仮置き場(伊達市保原町)の防護壁に掲示されています。
付近をお通りの際など、ぜひご覧下さい。