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今週の見どころは、「陣屋通りイルミネーション点灯式」です。
冬の風物詩として定着した陣屋通りのイルミネーションが、今年も保原町を幻想的な光で包んでいます。
11月22日には「イルミネーション点灯式」が保原町産業振興会館前で行われ、この日を待ちわびた市民が集まりました。午後6時過ぎに主催者の保原町商工会の佐藤晃司会長や須田博行市長が点灯のスイッチを押すと、約20万球の電飾が施された55本のケヤキ並木の街道がロマンチックに彩られました。チンチン電車広場では、高さ20mのヒマラヤスギが大きなツリーのモニュメントに姿を変えました。
保原町のイルミネーションは、子どもから大人まで楽しめる冬の一大ランドマークとして中心市街地の賑わいを創出しており、毎日午後5時から午前0時にかけて来年1月31日まで点灯されます。
今週の見どころは、イオンふるさと発見伝『浅野温子よみ語り 伊達のいい話』です。
10月30日、保原町の天照神明宮境内に特設ステージが作られ、イオンふるさと発見伝『浅野温子よみ語り 伊達のいい話』が開催されました。
この「イオンふるさと発見伝」という事業は、災害復興支援や日本各地に伝わる固有の伝統的な文化・工芸・芸能の普及と支援をする目的で各地の神社や名所旧跡を会場として開かれ、イオンワンパーセントクラブが2012年から実施しており、今回は伊達市が開催地に選ばれました。
浅野温子さんが演じた話は、伊達市梁川町が旧町時代に発刊した『梁川町史』第12巻に掲載されている「童子丸」の話を元に創作を加えた「神の森に消えた白ギツネ~伊達童子丸ものがたり~」です。鑑賞した梁川中学校の1・2年生は、浅野温子さんの一人語りの演技を真剣に見つめていました。
今週の見どころは、「水雲神社祭礼」です。
伊達市伏黒の水雲神社は室町時代に創建され、暴風雨や農耕の際の水の災いや苦難から村人を守ろうと、川上からこの地に流れ着き鎮座した守り神と考えられています。
今年は二年に一度の祭礼が11月3日と4日に行われ、伏黒の5つの町内から屋台が出て日中は伏黒地区を練り歩き、夜は水雲神社の境内で勇壮な宮入が行われました。宮入は花火や笠踊りなど町ごとに趣向を凝らしており、今回も多くの見物客で盛り上がりました。
今週の見どころは、「霊山中統合50周年記念式典」です。
現在の霊山中学校は、掛田中学校と霊山中学校、石戸中学校が昭和43年に統合して誕生し、今年で統合50周年を迎えました。これを記念し、10月20日には霊山中学校で統合50周年記念式典が開かれ、生徒と教職員、保護者や卒業生合わせて約300人が出席しました。
式典では、霊山中学校の歴史や伝統を振り返り、杉山忠彦校長先生から新たな一歩への決意が述べられました。式典後のアトラクションでは、生徒たちが霊山地域の農業や歴史、過去の霊山中学校について調べた成果をグループごとに発表しました。また、アトラクションの最後には霊山中学校名物の応援団の演舞が披露されました。
今週の見どころは、「歴史探訪 ~信達三十三観音巡り~」です。
2016年に「会津三十三観音」が日本遺産に認定されて観光の目玉になっていますが、伊達市を含めた信達地方にも「三十三観音」があり、「信達三十三観音」と呼ばれています。
伊達市内には「三十三観音」の霊場のうち12カ所があります。伊達町にある14番札所の『宝寿寺観音』は、生糸や養蚕業が盛んだった時期には全国の絹商人が参拝したと伝えられています。梁川町の高台にある「長谷寺観音」は600年以上前に創建されたと伝えられ、その本尊の「十一面観音菩薩像」は「信達三十三観音」で一番像高があるために「せいたか観音」とも呼ばれるほどで、見上げても金色の顔を明確に見られません。
今回「信達三十三観音」を巡ることで、この地が歩んできた歴史や伝統を肌で感じることができました。
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