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けやきの間と呼ばれる15畳の和室。 細部にまでさまざまなこだわりが見られ、天井は額縁のような格子にかたちづくられた「折上げ額縁格天井」と呼ばれる装飾。 欄間には、松竹梅の装飾が施されている。 |
けやきが使われた宅内の廊下。 黒く染まった天井の木目は、わらを燃して炙った杉板を使い、よく磨いたもの。 日中にもかかわらず、光が差し込みにくいため薄暗い廊下は、ひとつの電球が照らすだけで、明治時代に迷い込んだかのようにも感じられる。 |
曲がったけやきが細工して使われたまわり階段。 手すりの飾りは、けやき材をろくろで削ったもので、よく見ると、1本1本の形や太さなどが違っている。 |
アルコーブとは、出窓の空間のこと。 旧亀岡家住宅外観の特徴の一つともいえる出窓の内部には、3階へと続く階段がある。 階段には傷があり、その部分に柿が彫ってある。 旧亀岡家住宅には、このほかにも様々な彫り物が随所にあり、彫り物を探しながら見て回るのも興味深い。 建造した亀岡氏の遊び心も感じられる。 | 。 |
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