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近年、山林の周辺だけでなく、農作物の栽培ほ場や住宅の周辺でもイノシシやツキノワグマ等の野生動物の目撃情報が寄せられています。農作物被害を減らすのはもちろん、人的被害を招かないために、地域の皆さんで協力して対策を行っていきましょう。
(1)野生動物が近づけないための環境整備
近年、山林に人の手があまり入らなくなったことで、野生動物が集落まで容易に近づける環境になっています。そのため、林間部や、山と集落の境界の草刈りをするなどして、野生動物が近づきにくい見通しの良い環境を整備することが必要です。
(2)野生動物にエサを与えない意識を持つ
野生動物が集落内に出没するのは、山林よりもおいしくて栄養価が高いエサが多くあることを覚えてしまったためです。野生動物に食べられると人間が【怒るもの】と【怒らないもの】がありますが、野生動物にとっては、人間の価値観とは関係なく、食べられるものはどれも「エサ」です。
まずは、地域の皆さんが野生動物に対して「絶対に集落に近寄らせない」という気持ちで各人が【怒らないもの】であってもエサとなるものを除去するとともに、集落で協力して草刈りをする等の対策を行いましょう。
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