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令和2年:市長コラム

印刷ページ表示 更新日:2020年10月22日更新

令和2年11月号『“流域治水”を考える』

 線状降水帯による局地的豪雨、海面水温上昇による台風の大型化など、異常気象が引き起こす激甚災害が全国各地で発生しています。昨年の台風19号で甚大な被害を受けた伊達市では、堤防の嵩上げ・強化や内水排除ポンプの改良・増設など、再度被災しない対策を関係機関と協力し進めているところです。

  頻発する大規模災害への対策としては、河川の流下能力を拡大すること、すなわち川幅を広げる、堤防を高くする、川底を掘削するなどがありますが、さらに激甚化する災害に対しては、降雨が河川に流れ込む時間をできるだけ遅らせ、洪水時の河川の水位を低下させる必要があります。 そのための対策として、河川水を一時貯留させる“遊水地”を造る方法があります。堤防の一部分を低くして計画的に越流させ、川の水位が下がったら水を戻す。これにより一気に下流に水が流れることを防ぎます。

  同様の効果として水田貯留があります。水田は畦畔という水をためるための土手に囲まれているので、降った雨を一旦ためてから排水路に流す構造になっています。ダムのような効果があることから“田んぼダム”ともいわれています。

 そして最も大きな効果を持っているのが森林です。森林には、木材や山菜などの生産機能はもちろん、生態系保全やレクリエーションの場の提供など多種多様な機能があります。特に重要なのが水源涵養です。降った雨を下草や土壌中に一時的に貯留し、時間をおいて河川へ流出させるなど、洪水を緩和する機能を持っています。伊達市の約半分は森林です。森を守ることは街を守ることであり、私たちの命と財産を守ることに繋がります。自分事として森林の大切さを考えていかなければならないと思います。 

 “流域治水”という考え方があります。遊水地、水田貯留、森林整備など、洪水対策を河川だけに頼るのではなく流域全体で防止するという考え方です。現在、国や県、阿武隈川沿川自治体が協力して進めることとしています。伊達市は阿武隈川の県内最下流に位置し、流域治水の効果を最も大きく受ける地域です。これからも関係機関に協力をお願いしてまいりますが、伊達市においても、内水対策の観点からも流域治水対策を強く進めていく必要があると考えています。

令和2年10月号『公園に行こう!!』

 “秋の夜長”星を見るには最高の季節になりました。子どもの頃私は天体が好きで、倉庫の屋根に登り寝転んでは時間が過ぎるのを忘れて星座や星の動きを観察していました。秋の大四辺形を形作るペガスス座、明るい5つの星がWに並ぶカシオペア座、銀河鉄道999にも登場する大星雲(M31)のあるアンドロメダ座等々、無数の星が壮大なギリシャ神話を演出してくれていました。

 ところが今は、街の明かりが夜空を明るくし、星が肉眼で見えにくくなっています。そこで、観測にお勧めなのがキャンプ場です。道路から離れて静かなうえに空気が澄んでいて街の明かりも届かない。絶好の環境で星空を満喫できます。伊達市内には、そうしたキャンプ場のある自然公園が4カ所ありますが、今回は、4月に管理棟が新しくなった保原町金原田の「赤坂の里森林公園」を紹介します。

 ここ赤坂の里は、敷地内に多くのナラやマツが樹生し、キャンプをしながら森林浴を味わえる自然いっぱいの森林公園です。子どもから大人まで楽しめるフィールドアスレチックやちびっ子ゲレンデがあり、清々しい空気とマイナスイオンをいっぱいに浴びて快適に遊ぶことができます。さらには、木漏れ日溢れる遊歩道や信達平野を一望できる展望台など、来園者の目的に合わせた楽しみ方を提供してくれます。

 また、リニューアルした管理棟には、交流や憩いの場となる多目的ホールや、汗をかいた時にうれしいシャワー室、バリアフリーの多目的トイレなど、使いやすさと機能性を兼ね備えた森林公園の顔として生まれ変わりました。オープン以来、大変多くの来園者にご利用いただいております。なお、伊達市公式ユーチューブでも動画配信していますので是非ご覧ください。

 新型コロナウイルスの発生で、比較的感染リスクが低いとされる屋外の公園が注目されています。伊達市内には、都市公園や森林公園、農村公園など各種公園がありますが、どれもコロナ禍以前よりも利用者が増えています。「3密にならないので屋内より安心」ということもあるでしょうが、これを機に皆さん“大自然の中で生きる自分”を感じられる場所として公園の価値を見直してみませんか。それぞれのライフスタイルに合わせて“公園を使いこなしてみましょう!”

令和2年9月号『近ごろ“運動”してますか?』

 7月22日、福島県より2016(平成28)年度の県民特定健診の結果が公表されました。それによると、糖尿病や心疾患などの生活習慣病を引き起こす要因となるメタボリック症候群該当者の割合は、県北地域では他地域より低い傾向が見られましたが、県全体で見ますと、全国平均の14.8%より2.5ポイント高い17.3%に上り、福島県は全国ワースト3位の状況になっています。

 そして今指摘されているのが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生活スタイルの大きな変化です。感染防止のために外出や運動する機会が減り、60%近くの人が以前よりも体重が増えたという調査結果も報告されています。メタボの原因は「過栄養」と「運動不足」ですので、自宅にいて“食べて動かない”生活がこれからも続くことが心配されます。

 とは言っても、食べることは楽しみでもあり健康を維持するためにはとても大切なことですので、朝昼晩しっかり食事を取ったうえでできるだけ体を動かすことが重要です。自宅やオフィスの周りを散歩したり、ラジオ体操や室内でできる運動など、軽く身体を動かすだけでも十分に効果があるといわれています。運動は体力低下を抑制するだけでなく、セロトニンという神経伝達物質が脳内に増えることで、精神面でも前向きな気持ちを促すともいわれています。

 また最近では、通勤方法を見直し徒歩や自転車で通勤する人が増えてきています。徒歩や自転車で通勤する人は、自動車で通勤する人に比べ運動量が増えることで、心臓病や脳卒中などの生活習慣病にかかるリスクが低いとも報告されています。併せて二酸化炭素排出量の削減といった地球温暖化防止にも貢献する素晴らしい取り組みでもあります。

 どうか皆さん、この機会に無理なく継続的に運動できる環境づくりを考えてみませんか。私もしばらく休んでいたスイミングを少しずつ始めていきたいと思っています。

令和2年8月号『“とまっぺ”に泊まっぺ』

 このたび、伊達市保原総合公園南側に合宿機能を備えた簡易宿泊所が完成しました。市民ならびに工事関係者の皆さまのご理解とご尽力に心より感謝いたします。

 この施設は、公園利用者の利便性向上と、併せて、社会環境の変化に対応した“生きる力”を育むため、市内小学校5年生全員を対象とした通学合宿体験活動の拠点として整備しました。

 通学合宿では、子どもたちが炊事、洗濯、掃除などの家事を分担し共同生活を行いながら学校に通います。当たり前だと思っていた日常生活を自分たちで経験することにより、感謝の気持ちと助け合うことの大切さ、問題に遭遇した時の解決手法を学んでいきます。残念ながら今年は、新型コロナウイルスの影響により実施を見送らざるを得なくなりましたが、高校・大学の部活動やスポーツ団体などの合宿については、感染防止策を整えたうえで8月1日より利用を開始いたします。

 また、この施設は公園利用者の休憩所としての機能も併せ持っています。
 クラブハウスでは、パークゴルフ場のグリーンを眺めながら一息つくことができる“公園のオアシス”として、子どもから大人まで幅広い年代の皆さまにご利用いただけると考えております。
 さて、この施設の愛称については、市内の小・中・高校生より528件の応募をいただき、審査の結果、掛田小学校5年生 菅野琥太郎 君の作品「とまっぺ」に決定しました。琥太郎君は、おばあさんがたまに「何々っぺ」と言っていたことを思い出し、それなら泊まるところだから「とまっぺ」がいいなと思って応募したとのことでした。仲の良い友達や仲間、温かい家族、それを見守る地域の人たちの姿が想像され、純朴で優しい響きを感じました。本当に素晴らしい愛称を与えていただいたと思っています。

 この簡易宿泊所「とまっぺ」が、伊達市の未来を担う子どもたちの学びと健やかな成長の場として、また公園利用者の憩いの場として多くの皆さまに愛され、「“とまっぺ”に行ってみっぺ」「“とまっぺ”に泊まっぺ」と口々に言っていただける施設となるよう努めてまいります。どうか皆さん、お気軽にご利用ください。

令和2年7月号『地方の時代の到来』

 新型コロナウイルスを克服した後の社会はどうなるのか。ワクチン開発もいまだ見通せず、第2波も懸念されている中で“何を言っているのか”とお叱りを受けるかもしれませんが、感染防止対策や経済対策と並行して考えていかなければならないことです。

 私は、この危機を乗り越えると“新たな時代”が始まると思っています。一言で言えば「地方の時代の到来」です。今までは、効率的に社会・経済を回すためには人を集中させること(一極集中)が必要とされてきました。しかし、コロナ禍を経験して分かったことは、“集中することの危険性”と“分散することの安心感”です。そして、その分散化を後押しするのがオンライン機能だと思っています。緊急事態宣言によってテレワークを導入した企業は多くありますが、「予想以上に効率が上がった」「社員同士のコミュニケーションに効果があった」との意見も多数ありました。

 先日、私もオンライン会議を行いました。パソコン画面を通じて意見交換をするのですが、直接対面するのと何ら変わらず、慣れると逆に話しやすいような気がしました。“離れてつながる”という言葉があります。物理的距離は離れていてもオンラインでつながることで心はより近づいた気がしました。

 瞬時に日本中、世界中とつながるオンライン化は人々の価値観や働き方を大きく変えていきます。多くの人や企業が心の豊かさと安心感を求めて“働く場所”“生活する場所”として地方を目指す時代になると思います。

 伊達市では、来年3月に相馬福島道路が全線開通し高速交通体系が整い、それに併せて住宅団地や工業団地、大型商業施設等も整備されます。またオンライン化に不可欠な光ケーブルが市内全域に張り巡らされているなど、人や企業に移住・移転していただける環境は整ってきています。

 市としては、新型コロナウイルスへの感染防止と、大きく減少した消費回復を最優先で取り組んでまいりますが、併せて、コロナを克服した後に訪れる「地方の時代」に伊達市を大きく飛躍させるため、各種事業や施策を積極的に展開していきたいと思っています。

令和2年6月号『感染症予防は基本が大切』

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除に伴い政府は、感染拡大を防止するための「新しい生活様式」を示しました。そのすべてが重要な対策ですが、中でも基本とされているのが、(1)身体的距離の確保(ソーシャル・ディスタンス)、(2)マスクの着用、(3)手洗いの3つです。

 外出時に皆さんは、マスクをつけ、お互いの距離も少し空けていると思いますが、意外と帰宅してからの“手洗い”がおろそかになっていませんか。ウイルスはくしゃみや咳などの飛沫感染もありますが、手を介しての接触感染が一番多いといわれています。外出時にさわった手すりやドアノブ、電車のつり革などからウイルスが手に付着し、その手で鼻や口のまわ
りを無意識に触れることで感染が起こってしまいます(マスク着用は鼻や口に直接触れないという大きな効果もあります)。 

 私自身、最近は、こまめに手洗いをするようにしています。外から帰ったら手洗い、食事の前には手洗い、時間をかけて石けんで丁寧に洗うようにしています。そのおかげでしょうか、いつも季節の変わり目に引いていた風邪に今年はかかっていません。まさに手洗い効果だと思っています。

 風邪の8~9割はウイルスが原因といわれています。風邪予防として日本で昔からいわれている“手洗い、うがい、マスク”に“ソーシャル・ディスタンス”を加えた4つで新型コロナウイルスは相当程度予防することができると思います。誰でも・いつでも・どこでもできるこれら基本4対策で自らの健康をしっかり守っていきましょう。

 令和2年5月号『この難局を乗り越えるためにしなければならないこと』

 新型コロナウイルス感染症が拡大しています。全国に緊急事態宣言が出され、人の移動抑制や外出自粛が要請されています。このウイルスに勝つには、何よりも人と人の接触を極力減らすことが重要です。接触を8割削減することで早期に感染を抑えることが出来ると言われています。親戚や友人と会いたい気持ちを抑え電話やメールで連絡をとるとか、大型連休で外出したい気持ちをぐっと抑え家の中で軽い運動や読書をするとか。皆さんの我慢と努力がなければこのウイルスを抑え込むことはできません。

 そこで大事なのは日頃の対策です。こまめな手洗い、手指の消毒、できるかぎりマスクをつけるなど、そういった日常の感染防止対策を実施徹底することです。それから3つの密(密閉、密集、密接)を避けること、不要不急の外出も控えるようにしてください。日々の栄養、休養、適度な運動など、バランスのとれた生活を送り体調管理に努めていただきたいと思います。そして発熱など風邪の症状が少しでもある場合は絶対に通勤や通学はしないでください。どうか一人一人が責任ある行動をとるようお願いします。

 新型コロナウイルスの陽性となってしまった患者さんは今、大変な痛みや苦しみと闘っています。そしてご家族は、大切な人の症状を心配し不安な日々を送っています。どうか皆さん、治療に専念させてあげてください。これ以上の精神的な苦しみを与えないでください。ご本人やご家族に対し温かく応援をしてください。

 そして、医師や看護師など医療関係の皆さんは、自らの使命感と責任で私たちの命と健康、社会システムを守ってくれています。自分への危険、家族への心配がありながらも懸命に頑張っていただいております。そうした最前線で頑張っていただいている方々に心から敬意と感謝の気持ちを送りたいと思います。

 自分を守ること、そして自分の大切な人を守る行動が社会を守ることにつながります。全市一丸となってこの難局、困難を乗り越えることができるよう最大限の努力をしてまいりましょう。ご協力をよろしくお願いします。

令和2年4月号『読書のすすめ』

 文化庁が2019年10月に発表した『国語に関する世論調査』によると、社会人の読書について、1カ月に「全く本を読んでいない」が47%、「1~2冊しか読まない」の38%を合わせると、8割以上の人が読書になじみがないという結果になっています。読まない理由としては、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」51%、「情報機器で時間が取られる」26%などでした。

 さて、私はどこに当てはまるかといえば、残念ながら月1~2冊というところでしょうか。以前は“読書が趣味”と少しは言える程度に読んでいたのですが、最近は、「忙しい」「まとまった時間がとれない」などの理由を付けて手にしていなかったのが実態でした。

 そこで、これではいけないと、休みの日に買ったままで本棚に眠っていた文庫本(小説)を取り出し読み始めてみました。いつもは何とはなしにテレビを見たりスマホ検索などで時間を消費しているのですが、それら電子機器を一切オフにして文字を追うことだけに集中してみました。結果はその日のうちに完読。さぞ頭が疲れたかと思いきや、いつもよりスッキリで体の疲れもとれているような気がしました。

 読書効果として、ストレス解消やリラックス効果があると言われていますが、まさにそれを体感できたような感じでした。ある本に、“体の疲れは脳の疲れが引き起こす”と載っていました。何をもって脳の疲れを判定するかは分かりませんが、読書で頭を使う(脳を活性化させる)ことが体の健康にも良いのかもしれません。

 また読書は、創造力やコミュニケーション能力を向上させ、良好な人間関係や豊かな情操を育むと言われています。時間があればゲームやSNSに没頭する子どもたちに読書の機会を増やし、「考える力」「感じる力」「表す力」を伸ばしてあげることはとても大切なことです。それには、私たち大人が率先して本を手に取り、その効果を示すことだと思います。皆さん1日30分を読書に充ててみませんか?それが自分自身のためでもあり、また、未来を担う子どもたちのためでもあると思っています。

令和2年3月号『ふれあうことの大切さ』

 皆さん、「ふるさとティーチャリングプロジェクト」をご存知ですか? 名前だけは聞いたことあるよとか、もしかしたら一緒に活動したよという人もいるかもしれません。この機会にぜひ覚えてください。

 このプロジェクトは、首都圏の大学生が伊達市の各地域を訪ねて、子どもたちと勉強したり遊んだり(寺子屋活動)、農作業の手伝いやお祭りに参加したり(地域交流活動)して、その体験を自らの言葉で広く発信する取り組みです。今年で5 年目となり、これまで活動回数55 回、大学生延べ587 名、小中学生延べ3,028名が参加しています。

 先日、今回伊達市に来ている大学生の皆さんと意見交換をしました。-伊達市の印象は-「食べ物が美味しい、秋の紅葉がきれい、お母さんが振る舞ってくれた“いか人参”や“ひきないり”がおいしかった」。-伊達市の子どもたちの印象は-「笑顔がとても素晴らしい、みんな素直で心から楽しんでくれる」。そしてとても印象に残った言葉は、「ふるさとってなんだろうと考えた時に、ふとした時に知り合った人の顔や食べ物を思い出すこと」と話してくれました。「このプロジェクトに参加した経験から、自分の将来について考えることができた」とも言っていました。

 SNS などの進展により、直接顔を合わせたり言葉として発しなくても情報のやり取りができる時代となっていますが、人が心のつながりを強くするのはやはり直に“ふれあうこと”なのだと改めて思いました。

 最後に、お世話になったお兄さんお姉さんに宛てた小学1 年生の感想文を紹介します。「とおいけど こころのなかはともだちだよ みんなのなまえはわすれないから わたしたちのなまえわすれないでね。」

令和2年2月号『成人式に臨んで思うこと』

 令和2年伊達市成人式が、去る1月12日に盛大に開催されました。伊達市では613人が新たに成人を迎えました。輝く瞳と大人としての責任を自覚した顔がとても印象的でした。晴れて成人となられた皆さん、本当におめでとうございます。

 現在我が国は、経済のグローバル化、急速な少子高齢化、地球規模での環境問題など、かつて経験したことのない社会変革の中にあり、将来を見通すことが極めて難しい時代となっています。そのような時代だからこそ、自由な発想と行動力を秘めた若い皆さんの意見がとても重要であり、その意見が反映できる社会を創り上げていかなければならないと思っています。

 さて、晴れて成人となられた皆さんに伝えたいことが二つあります。

 一つ目は“今を大切に生きる”ということです。「昨日のことは忘れろ、明日のことは考えるな、今日に全力を尽くせ」という言葉があります。反省することはとても大切なことですが、昨日のことをいつまでも悔やんだり、まだ来ぬ明日のことに思い悩んでいるよりも、今日を全力で生きてほしいと思います。「未来は今日の積み重ね」という言葉もあるのですから……。

 二つ目は“現場主義”です。日本人初の国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんは、世界各地の紛争地に足を運び徹底して現場主義を貫かれた人です。現場で多くの人と会い「見て、聞いて、肌で感じる」、変化の激しい現代社会で生きるために最も重要なことだと思います。現在は、情報通信機器の発達でメール等での“会話?”が多くなっていますが、やはり「フェイス・トゥー・フェイス」(顔と顔を合わせて)、多様な意見や考え方を幅広く吸収してほしいと思います。

 かく言う私も、どこまで実践できているかは心もとないのですが、人生の先輩として、成人となられた皆さんに少しだけアドバイスをさせていただきました。

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