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令和3年:市長コラム

印刷ページ表示 更新日:2021年10月28日更新

令和3年11月号『若い世代の移住・定住に向けて』

 伊達市は若い世代の移住・定住に力を入れています。若者が増えることで地域に希望と活力が生まれ、すべての世代が元気になります。そのためには、働く場所、住む場所、そして楽しむ場所が必要です。
 まずは「働く場所」ですが、安心して働き、安定した収入を得るためには、近くに働く場を確保する必要があります。現在、相馬福島道路「伊達中央IC」から1kmの場所に新工業団地を造成しています。また、「伊達桑折IC」近くの堂ノ内地区には大型商業施設の出店も決定しました。どちらも伊達市の若者の雇用に大きく貢献するものであり、関連産業と合わせると市内経済への波及効果は計り知れないものがあります。
 次に「住む場所」としては、通勤・通学に便利な阿武隈急行高子駅の北側に217区画の住宅団地が完成しました。ここでは、最先端技術を活用し、新デマンド交通やオンライン医療、太陽光発電など環境にも配慮した”新しい街”を整備します。併せて、商業施設や交流施設、認定こども園などを整備し、子どもから大人まで安心して暮らせる先進的なまちにしていきたいと考えています。
 そして「楽しむ場所」ですが、伊達市には、道の駅やまちの駅、霊山こどもの村や森林公園、こどもの遊び場や各種運動施設など地域ごとに楽しめる場所が多くあります。そして今回そこに大型商業施設が加わります。広いモール内を家族や友達で自由に歩き、買い物や食事、イベントやゲームなどを楽しむことができます。子どもから大人まであらゆる世代に楽しい時間を提供してくれる施設だと思っています。
 これから数年の間に、伊達市の未来に希望の光となる施設が姿を現します。これらを核としながら魅力あるまちづくりを進め、市民一人ひとりが未来に夢を感じられるまちにしていきたいと思っています。

令和3年10月号『インターネットやSNSに挑戦しよう!』

 皆さん、インターネットを使用したことがありますか。また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ってご存知ですか。
 SNSとは、インターネットを介して同じSNSを利用している人とつながるサービス(ライン、ツイッターなど)のことをいいます。若い人にとっては当たり前でも、高齢になるとなかなか難しいと考えてしまうかもしれませんね。
 ここで高齢に関する面白い研究を紹介します。一般的には年を取ると身体機能や認知機能が低下するといわれていますが、逆に日常の問題解決能力や言語能力は、経験や知識の習得に伴ってむしろ向上するとの結果が出たそうです。また、高齢者の年齢は昔と比べて10歳は若くなっているようで、これからもどんどん若返っていくそうです。ですから、インターネットやSNSだって始めから難しいと決めつけないで、手にとって動かしてみるなど新しいことに挑戦してみてください。年とともに能力は向上するのですからやってみると意外と簡単だと感じると思います。
 さて、インターネットやSNSの良さは、(1)知りたい情報をすぐに入手できる (2)新たなコミュニティ(共同体)を発見できる (3)緊急時の情報交換ができるなど、いろいろな人とのコミュニケーションや知識の習得により暮らしに彩りを与え、新たな生きがいも見つけられることだと思います。一方で、不用意な投稿やネット通販などでトラブルを招いたりするリスクもありますので、生活の中でSNSなどをどのくらい取り入れるかバランスも大切になってきます。
 今ある周囲とのつながりをより豊かにし、新たな出会いや発見ができるインターネットやSNS。現実の人とのふれあいやコミュニティを大事にしながらも、自らの活動領域をさらに広げていくために、まだ使ったことのない方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

令和3年9月号『デルタ株の猛威』

 感染力の非常に強いインド由来の変異型ウイルス「デルタ株」が急拡大しており、ほぼすべてが置き換わっていると推測されます。
 このデルタ株は、今までの従来型と比べ2倍の感染力があるとされています。また海外の研究グループが約20万人のコロナ患者を分析したところ、入院リスクが2.08倍、ICU(集中治療室)必要リスクが3.34倍、死亡リスクが2.32倍となっていたと発表しています。感染すれば従来型とは比較にならないリスクがあることがデータで示されています。
 今までは家族一人が感染しても他の家族に感染させないこともありましたが、この変異株ではほぼ全員に感染が広がっています。ですから私たち大人が外での行動に気をつけないと、自分ばかりか家族にもつらい思いをさせてしまうということを強く認識しなければなりません。
 さて、最近気になることに、マスクをしないで外出や会話をする人が多くなったように感じます。ワクチンを2回接種したことによる安心感なのかもしれませんが、十分な免疫ができるまでは2回目接種から2週間程度必要ともいわれていますし、また、接種した人が感染する事例や、ほかの人へ感染させる事例も報告されています。
 ワクチン接種は、コロナの発症を抑えたり、発症した場合でも重症化を防ぐ大きな効果がありますが100%ではありません。自分やほかの人を守るためにも接種後もマスクをつけて行動してください。
 デルタ株は従来型と感染力が全く違います。今まで大丈夫だったからといって今後も感染しない保証はありません。市では全力でワクチン接種に取り組んでいきますが、どうかこれまで以上にマスクの着用、手洗い消毒、3密の回避など基本的対策の徹底をぜひともお願いします。

令和3年8月号『桃のおいしい季節がやってきました!』

 夏の到来とともに、伊達の夏を代表する桃がシーズンを迎えました。6月下旬からはつひめの出荷が始まり、その後、、、あかつき、と9月末まで桃のリレーが続きます。
 伊達の桃は、光センサーという選別機で選果しますので、甘さとおいしさは保証付きです。そして驚いたことに、7月5日の東京大田市場での初競りで、伊達地区産の「日川白鳳」(特秀16玉、5キロ)が15万円で落札されました。
 昨年は数十年に一度ともいわれるせん孔細菌病、そして今年は統計開始以来過去2番目の被害額となった凍霜害と、伊達の桃は2年続けて大きな被害を受けています。それでも農家の皆さんは、今年もおいしい桃を全国の皆さんに届けたいと、被害を受けなかった実を大切に心を込めて育てています。
 ところで、甘くてみずみずしくておいしい桃。でも、それだけではありません。桃には、ペクチンやカリウムを多く含んでおり、健康にいいのはもちろん、美容にもダイエットにもお勧めの果物なのです。ペクチンは血行を良くし、腸の働きを助けます。カリウムは体内の塩分を排出する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉のけいれんなどを防ぐ働きもあります。
 さて、この原稿はいま北海道に向かう飛行機の中で書いています。おいしい伊達の桃を北海道の皆さんに食べてもらうため、これから札幌市と旭川市でトップセールスをしてきます。そして帰ったらすぐに、東京FMのワン・モーニングという番組に生出演して伊達市と桃のPRをすることになっています。また、7月9日にはふくしまFMでもPRさせてもらいました。
 今年の桃の出荷量は、凍霜害の影響で平年より少ない見込みですが、4月以降の天候に恵まれたことで大変よい出来となっています。
農家の皆さんが一つひとつ丹精込めて育てた“伊達の桃”。生産者の思いを全国に届けるため、今年も一生懸命売り込みしていきます。

令和3年7月号『コンピューターと考える力』

 初めてコンピューターに出会ったのは、今から35年前。農業土木の技術者であった私は、それまでは、橋やトンネル、道路や水路などの構造物の設計は、基準書や解説書を見ながら、乾電池式の関数電卓を片手に悪戦苦闘していました。すべて手計算でしたので、条件が変わるたびにノートに数式を書いては計算を繰り返していました。それがコンピューターの出現により、条件を入力するだけで瞬時に何度でも答えがはじき出せるようになり、隔世の感を覚えたのを記憶しています。
 でも当時のコンピューターは、自分でプログラムを設定しないと動かないものでしたので、まだ自分の頭の中で考えていたことをコンピューターが代わりにやってくれているという感じがありました。ですから、出た答えが想定していたものとちょっと違うなというときは、プログラムの中を見ることで間違いに気づくことができましたし、コンピューターの能力が十分でなかった分、人間が考える必要があった訳です。
 しかし今は、科学技術が高度に発展したことで、あらゆるものがブラックボックス化してきたように思います。特に、これまで人間がしてきた判断を人工知能(AI)が変わって行うようになったら、私たちは巨大なブラックボックスの中に生きることになってしまいます。
 コンピューターが進歩すればするほど、人間の思考能力や判断能力は低下していきます。例えば、ちょっと前までは地図や方角、道路標識などを見て運転していたのに、今は完全にナビ頼り。入力ミスで違うとこ ろに向かっていたなんて経験はありませんか。
 本来、科学技術の発展は素晴らしいものです。IoT(※)やAIの導入により鉄腕アトムで夢見た未来が近づいていますが、同時に危うさも増してきます。“ものごとの基本原則”は昔も今も未来も変わりません。複雑な計算や予測はコンピューターに任せても、出た答えを判断できる力「=考える力」を養わなければ本当の意味での科学技術の発展とは言えないと思います。
※IoT(アイ・オー・ティー)…Internet of Thingsの略。身の回りのあらゆるもの(車、家電製品、住宅など)がインターネットを介して通信すること。

令和3年6月号『梁川オープンスペース「やなピア」誕生』

 去る5月6日、伊達市役所旧梁川分庁舎の2階に、市民が気軽に集い、学び、語らえる場所として、梁川オープンスペース:愛称「やなピア」が開所しました(今月号で紹介しています)。以前まで市役所の執務室であったとは思えない洗練された空間が広がり、木質感と解放感に溢れ、同時にレトロな雰囲気を味わえる非日常的空間となりました。設計・施工に携わっていただいた関係者の皆さまに心から感謝します。
 阿武隈急行梁川駅前という好立地にあり、歴史のまち梁川のまちなか回遊の拠点としての利用も期待しています。市民はもとより市外の方にもご来訪いただき、伊達市の魅力を感じてほしいと思います。
 ところで、「やなピア」のピアには仲間という意味があります。仲間同士が集い、交流を育む夢のある場所、“やながわのユートピア”となってほしいとの思いが込められており、全国に公募し決定しました。
 「やなピア」には、“くつろぎ、学習、交流”の3つのスペースがあります。壁ではなく空間でつながりを持たせることにより、来場者のアイディアと発想で各スペースを自由に利用できるように配慮しています。
 そして、特に紹介したいのが図書ライブラリーです。銀座 書店のコンシェルジュがセレクトした図書を自由に読むことができます。「人生のしるしとなる一冊」をテーマに選ばれており、思い出となる本との出会いが必ずあると思います。
 また、コロナ禍により人々の働き方も大きく変わり、テレワークによる在宅勤務が増えることも想定されますが、作業スペースの確保やオン・オフの切り替えなどが難しいと聞きます。こうした課題にも「やなピア」の新たな空間が、職場でもない、自宅でもない、第三のワーキングスペースとしての空間を提供してくれます。
 近年、“居場所”という言葉がよく聞かれるようになりました。忙しい現代社会の中で、人が心を休めたり、リラックスしたりできる場所が少なくなっているのだと思います。そうした中で「やなピア」が、訪れた人にとって〜落ち着いて過ごせる自分だけの“居場所”〜になることを願っています。

令和3年5月号『ワクチン接種が始まります』

 新型コロナウイルス感染症対策の切り札として期待される高齢者へのワクチン接種が、4月26日から市内5つの体育館で順次開始されます。65歳以上の対象者約22,000人に対し、初回に供給されたワクチンは1,440人分と非常に少なく、短時間で予約が終了してしまいました。「いくら電話をかけてもつながらなかった」など、多くの人のご希望に応えられなかったことをお詫びいたします。
 今回の結果を踏まえ、次回予約枠からは、“電話回線を増やす”“電話予約枠を設定する”などの対応をしてまいります。
 さて、厚生労働省は、今年2月時点の数値として、新型コロナウイルス感染者の“重症化率”を公表しています。30歳代を1とすると、60歳代は25倍、70歳代は47倍、80歳代は71倍、90歳以上は78倍となっており、年齢が上がるごとに重症化する割合は非常に高くなっています。
 そうした状況を踏まえ、市民の皆さまにお願いです。国が示したワクチン接種の優先順位は65歳以上からとなっており、市では初回、それに基づき予約いただいたところですが、次回予約からは、ワクチンの供給量を踏まえながら、重症化しやすいより高齢の人、具体的には後期高齢者となる“75歳以上の人”の接種を優先させていただきたいと思います。また、クラスター対策を推進するため、高齢者施設内接種を進めます。そして順次、65歳から74歳の人、高齢者以外で基礎疾患のある人、16歳から64歳の人へと接種を進めてまいります。
 なお、次回以降の接種は、各体育館での「集団接種」とかかりつけ医での「個別接種」を並行して行います。日程および予約方法については、対象者に直接通知しますので、そちらをご確認ください。
 ワクチンは順次供給され、希望するすべての人が間違いなく接種できますので、安心してお待ち願います。市では、市民の皆さまが一日も早く日常生活に戻れるように、接種体制に万全を期してまいりますのでご理解・ご協力をお願いいたします。
 最後に、ワクチン接種は、伊達医師会、伊達薬剤師会をはじめ医療関係の皆さまのご協力によって初めて実施できるものであり、ご協力いただく皆さまに対し、心から感謝申し上げます。

令和3年4月号『伊達市の魅力とは!』

 毎年春に東京から訪ねて来られる方が言っていました。「伊達市に来るときは必ず阿武急に乗ります。車窓に広がる桃源郷が私に何ものにも代えがたい時間を与えてくれます。この“ひと時”があるから伊達市を訪れたくなるのです」と。ここに生まれ育った者には当たり前と思っていたことも、都会から見ると“とてもなもの”だということが初めてわかりました。
 それ以降私は、「伊達市とはどんなところですか?」との問いに、「都会にないものがすべてあるところですよ」と答えています。里山に囲まれ小川が流れ田畑が広がる。季節になると折々の花が咲き、美味しい野菜や果物がたくさん実る。唱歌「ふるさと」の世界が最も似合う場所だと改めて感じています。
 また、人と人とのつながりが強いところも魅力です。人間関係が希薄になっている現代社会ですが、地域とのつながりがあるからこそ楽しいし、何かあった時に必ず助けてくれる安心感が伊達市にはあります。
 でも、魅力はそれだけではありません。新幹線が止まる福島駅から近く、JRや阿武急などの鉄道があり、もうじき全線開通する相馬福島道路があります。交通事情にも恵まれている“ほどよい田舎”だと考えています。
 今年は、伊達市が誕生してから15年、東日本大震災から10年の節目にあたります。度重なる自然災害に見舞われながらも、伊達市として着実に歩みを進めてきた15年でありました。都会にはない自然や人とのつながりに加えて、新たな住宅団地や工業団地の造成、大型商業施設の誘致など、伊達市の未来に希望の光となる事業も着実に進んでいます。
 豊かな自然の中で安心して暮らし、住んで良かったと思えるまちに、そして田舎であることを強みに誇りに思える“伊達市”にしていきたいと考えています。

令和3年3月号『災害への備え怠りなく』

 2月13日深夜、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。この地震でけがをされた方、家屋などに被害を受けた皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
 市では、地震発生後直ちに災害対策本部を立ち上げ、被害状況の把握を進めるとともに、発生の1時間半後には市内5カ所に避難所を開設しました。
 また、市内各地で断水が発生したことから、翌朝の水利用に影響を及ぼさないように、職員が夜間に配水施設や配水管などを点検し、異常のないことを確認したうえで午前6時40分には市内全域で断水が解消されました。災害時において水の確保はとても重要です。市では老朽化した水道管などを順次更新しており、いつ発生するか分からない地震などで断水しないようしっかり対応しているところです。
 また、地震発生後、特に重要なのが、道路の陥没や法面の崩落、河川やため池の亀裂や漏水、建物の傾きやクラックなど、命の危険に関わる事象の早期発見です。これについても、翌朝にかけて職員が市内全域をまわり、各施設の安全を確認しています。
 さて、今回の地震は東日本大震災の余震とされています。震災から10年が経過してもいまだに余震があることに驚かされましたが、地球規模で考えれば10年はあっという間。今も余震に対する警戒を怠ってはいけないということです。政府の地震調査委員会は、「少なくとも今後10年間は大規模な余震が発生する状況が続く」と言っています。実際に、2004年のスマトラ島沖地震(M9.1)では、震源付近で7年半後にM8.6、11年後にM7.8の大地震が発生しています。“大規模地震により陸側プレートのひずみが解放され当分は大きな地震はないのでは”との考えは間違いであることが分かりました。
 深夜に発生した今回のように地震はいつ起こるか分かりません。停電で真っ暗、テレビからの情報も取れず、水道も止まってしまう。倒れた家具や散乱したガラス破片などで動けず不安な夜を過ごすことになります。日頃から地震などの災害を想定し、家具や家電の固定、懐中電灯やラジオ、非常用飲料水の準備など、これを契機に次の災害への備えを怠りなくする必要があります。
 今は、「災害は忘れずにすぐにやってくる」と考えなければならないと思います。

令和3年2月号『若い皆さんへお願い』

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。特に若者の感染が増加しています。県内感染者のうち30代以下の感染者の割合は、昨年11月32%、12月42%、そして今年1月は51%と半数を超えており、急速に若い世代に感染が拡大しています。
若い皆さんは、感染したとしても症状が出なかったり、重症化しにくかったりで“大したことない”と考えて行動してしまうのだと思います。自由に遊びや食事に出かけられない今の状況は、皆さんにとってとてもつらいことだとも分かっています。
 でも、若いからといって軽症だとは限りません。重症化し入院が長引いたり、退院した後も重度のけん怠感や息切れ、味覚障がい、脱毛など強い後遺症が残り、元の生活に戻れない人が多いのも事実です。
 そして、感染拡大で特に心配されるのが医療のひっ迫です。すぐに感染者を受け入れられる“即応病床”の使用率は、県内では90%に迫っており、これ以上感染が拡大した場合には救える命も救えなくなってしまいます。どうかこの状況を他人ごとではなく自分のこととして捉えてください。
 今私たちが意識すべきことは、『他の人にうつさない』ということです。「自分は感染しているかもしれない」という前提に立って、他の人にうつさないための行動をお願いします。「不要不急の外出をしない、会話をするときはマスクをする、普段一緒にいない人との食事はしない」など基本的対策を守ってください。
 若い皆さんが他の人を思いやる心は誰よりも強いと思っています。どうか今は一緒に我慢を続けていきましょう

令和3年1月号『“感謝の言葉は要りません”に込められた想い』

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療がひっ迫し、特に患者さんの最も近くにいる看護師が足りないと言われています。
 一般社団法人日本看護管理学会は12月10日、ホームページに「私たちは自分の仕事を全うするだけですので、感謝の言葉は要りません。ただ看護に専念させて欲しいのです。」との声明を公表しました。一部新聞でも記事が掲載されました。過酷な医療の最前線で献身的に従事する看護師の使命感と覚悟、しかし世間から向けられるいわれなき差別や偏見に苦しむ姿がつづられています。
 私たちは今まで、医療従事者の皆さんの本当の大変さをわかっていたのでしょうか。「感謝の言葉は要りません」という言葉の中には、私たちに対し“もっと責任ある慎重な行動をとってほしい、絶対に気を緩めないでほしい”との強い想いが込められていると感じました。
 年末年始で飲食や飲酒の機会が増えると思いますが、改めて、少人数・短時間・マスク着用など基本的な感染対策を守って、まずは自分自身が感染しないための“静かな年末年始”を過ごしていただくよう切にお願いします。

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