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市内の小・中学校に通う児童生徒に、ヤングケアラーについて理解を深めてもらうため、啓発用のチラシとして「(小学生むけ)ヤングケアラーってなに?」「(中学生向け)ヤングケアラーってなに?」を作成しました。
本来大人がすると想定されているような、家事や家族の世話などのケアを日常的に行っている 18 歳未満の若者のことです。
啓発用チラシの内容は、以下のとおり構成されています。
・ヤングケアラーについての説明
・ヤングケアラーが行っているケア
・ケアによる日常生活への影響の例
・相談先 など
伊達市立の小・中学校を通して、全校児童生徒に配布しています。
(小学生むけ)ヤングケアラーってなに? [PDFファイル/547KB]
(中学生向け)ヤングケアラーってなに? [PDFファイル/930KB]
ヤングケアラーは家庭内の問題であり、表に出にくいものです。また、子ども自身やその家族が「ヤングケアラー」であるということを認識していない、周囲が異変に気づいていても家族の問題に対してどこまで介入すべきかが分からないといった理由により、必要な支援につながっていないケースもあります。
ヤングケアラーの存在に気づくために、まず必要なことは、地域で「ヤング ケアラーがいるかもしれない」ということを常に意識しながら、子どもたちやその家族を見ていくことです。以下では、「ヤングケアラーではないか?」と気づくきっかけの例を紹介します。参考にしてみてください。
分野・場所等 | きっかけの例 |
---|---|
学校、保育所等 |
〇 本人の健康上に問題がなさそうだが欠席が多い、不登校である 〇 遅刻や早退が多い 〇 保健室で過ごしていることが多い 〇 提出物が遅れがちになってきた、 持ち物がそろわなくなってきた 〇 子ども同士よりも大人と話が合う 〇 服装が乱れている 〇 保護者が授業参観や保護者面談に来ない 〇 幼いきょうだいの送迎をしていることがある |
高齢福祉、障がい福祉 |
〇 家族の介護・介助をしている姿を見かけることがある 〇 日常の家事をしている姿を見かけることがある |
福祉事務所、社会福祉協議会 |
〇 家族の介護・介助をしている姿を見かけることがある 〇 家庭訪問時や来所相談時に常に傍にいる |
医療機関 |
〇 家族の付き添いをしている姿を見かけることがある (平日に学校を休んで付き添いをしている等) 〇 家族の介護・介助をしている姿を見かけることがある |
地域 |
〇 学校へ行っているべき時間に、学校以外で姿を見かけることがある 〇 毎日のようにスーパーで買い物をしている 〇 毎日のように洗濯物を干している |
就労(勤務先等) |
〇 生活のために(家庭の事情により)アルバイトをしている |
「ヤングケアラーと思われる子どもを発見した」、「自分はヤングケアラーかもしれない」といったご相談は下記の相談窓口までご連絡ください。
相談窓口 | 連絡先 | |
伊達市教育委員会 ネウボラ推進課 こども家庭相談係 |
024-573-5676 (相談員直通) |
neuvola@city.fukushima-date.lg.jp |
※ 受付時間は、午前8 時 30 分~午後5 時 15 分です(土日祝日、年末年始をのぞく) 。
LINEを使って相談できる『ふくしまヤングケアラーSNS相談窓口』(外部サイトへリンク)<外部リンク>
ヤングケアラーの方が、家族のお世話をしていく中で感じた不安や日常の様々な悩みを相談したり、思いを伝えられる、LINE(LINE株式会社が提供しているメッセンジャーアプリ)を使ったSNS相談窓口です。
午後4時~午後9時(相談者からのメッセージ送信は毎日24時間、いつでもできます。対応時間外に受け付けた相談は、対応時間内にお返事します。)
(土日祝日、12月29日~1月3日は、相談の受付のみ)
24時間子供SOSダイヤル(外部サイトへリンク)<外部リンク>
いじめやこどものSOS全般についての相談窓口です。
連絡先:0120-0-78310(24時間受付、年中無休、無料)
こどもの人権110番(外部サイトへリンク)<外部リンク>
いじめ、体罰や虐待など、こどもの人権問題についての相談窓口です。
連絡先:0120-007-110(午前8時30分~午後5時15分※土日・祝日・年末年始を除く、無料)
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