本文
世界骨粗鬆症デー(WOD)は、1998年に国際骨粗鬆症財団(IOF・本部スイス)と世界保健機構(WHO)が共同により骨粗鬆症と骨代謝障害の啓発を目的として制定されました。「世界中から骨粗鬆症による骨折をなくす」ことを目標に世界規模でキャンペーンを展開しています。
骨粗鬆症について考え意識し、予防や治療についての第一歩を踏み出す機会としています。
外部サイトへ:世界骨粗鬆症デー(WOD)公益財団法人 骨粗鬆症財団<外部リンク>
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
日本には約1000万人以上いるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。一般的に高齢女性が発症しやすくなっています。理由は、閉経により骨を作る働きがある女性ホルモン(エストロゲン)が減るからです。
骨粗鬆症により、転倒から骨折をすると、動くことができず寝たきりになり、次いで認知症につながる危険性があります。介護が必要となる方の原因として、骨折が多い状況があります。伊達市の要介護認定者で、筋肉・骨疾患を持つ方は50%以上です。
骨折は、痛みだけでなく、その後の生活も激変してしまう可能性がありますので、骨粗鬆症の予防がとても大切です。
骨粗鬆症を予防するために、栄養や運動はとても大切です。生活の中にとりいれ、強い骨を作っていきましょう。
骨の主成分であるカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨づくりを助けるビタミンKを積極的に摂るようにしましょう。
欠食により栄養が不足したり、特定の食品やメニューを食べ栄養が偏ったりすることがないように、3食バランスよく規則的に食事をとるようにしましょう。
カルシウムを多く含む食品:乳製品、小魚、小松菜、大豆製品など
ビタミンDを多く含む食品:さけ、干しシイタケ、卵など
ビタミンKを多く含む食品:ひじき、ほうれん草、納豆など
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でもつくられます。外に出る機会をつくり、適度な日光浴を行い、骨を強くしましょう。
骨は、刺激や衝撃が加わると、骨を作る作用が活発化し強くなります。有酸素運動であるウォーキングやジョギングなどは、地面からの衝撃が骨に伝わるため有効です。また、ダンベルなどを使った筋力トレーニングも、筋肉の負荷が腱から骨に伝わるため効果的です。
ご自身の体力や体に合わせて、運動を行ってください。関節の痛みなどがある場合は、医師に相談してから運動をしましょう。
伊達市では年度内40.45.50.55.60.65.70歳の女性の方を対象に骨密度を測定する骨粗しょう症検診を集団健(検)診会場でおこなっています。
詳しくは、下記ホームページをご確認ください。
各ページに掲載されているすべての写真・音声・CGならびに記事の無断転用を禁じます。
© 2021 Date City.