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水道事業については全国的にも、保有する資産の老朽化に伴う大量更新期の到来や少子高齢化による人口減少及び節水意識の向上や節水機器の普及等に伴う料金収入の減少等により、経営環境は厳しさを増しており、不断の経営健全化の取組が求められています。
国・総務省においては、水道事業は住民の日常生活に欠くことのできない重要なサービスを提供する役割を果たしているため、将来にわたってもサービスの提供を安定的に継続することが可能となるように、投資試算と財源試算により収支が均衡した形で「投資・財政計画」を策定し、現状と将来予測を踏まえた事業の効率化・健全経営化のための取組を含めた「経営戦略」の策定を要請しています。
本市においては国・厚労省が策定した水道事業の経営戦略である新水道ビジョンをもとに安全で良質な水道水を将来にわたって安定して供給し続けるため、現状の課題を把握するとともに、健全経営化の取組等も含めた伊達市水道事業の今後の目指すべき方向を明らかにする「伊達市新水道事業ビジョン」を平成28年3月に策定しました。
この「伊達市新水道事業ビジョン」を基本とした取組に係る目標を設定し、その目標達成に向けた投資試算と投資に見合う財源の考え方を「投資・財政計画」として示し、「伊達市新水道事業ビジョン」に追補し、「伊達市新水道事業ビジョン」と「投資・財政計画」を合わせて本市水道事業の「経営戦略」として位置付けます。
「投資・財政計画」は総務省において示している経営戦略ガイドラインの基本的考え方や厚生労働省で示しているアセットマネジメント簡易版における「投資試算」及び「財源試算」の将来予測方法、経営健全化及び財源確保の具体的方策、事業の特性を踏まえた策定上の留意点に沿って、パターン化して試算し最も現実的で総合的に評価して最善なシミュレーションを「投資・財政計画」とします。
計画期間は今後50年程度の長期的な事業経営を展望した上で、「伊達市新水道事業ビジョン」の計画期間である平成28年度から平成37年度までの10年間とします。
伊達市水道事業経営戦略(新水道事業ビジョン+投資・財政計画)
(本編一括) [PDFファイル/6.34MB] (概要版一括) [PDFファイル/4.15MB]
分割版↓
新水道事業ビジョン(本編) [PDFファイル/4.64MB] (概要版) [PDFファイル/1MB]
投資・財政計画(本編) [PDFファイル/1.77MB] (概要版) [PDFファイル/3.19MB]
平成29年3月に策定された伊達市水道事業投資・財政計画は、平成27年度の決算時の実績値をベースとして策定されたものであり、社会状況の変化や企業努力による経営効率化、建設改良事業の前倒し等により、計画値と実績値に乖離が生じてくることが想定される ため、平成29年度の決算時の実績値をベースとして財源・投資の再積算を行いました。
さらに、前述のような経営を取り巻く変化に対応するために計画の最適化も必要であることから目標値の設定見直しを行いました。
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