市長メッセージ
就任あいさつ
このたび、多くの皆さまのご支持をいただき、市長として市政を担わせていただくことになりました。市民の皆さまのご期待の大きさと職責の重さに身が引き締まる思いであると同時に、「ふるさと伊達市を皆様と共に明るく元気にしたい」という思いを一層強くいたしております。
東日本大震災と原子力災害からの復興、人口減少や少子高齢化社会への対応など、様々な課題を抱えている本市でありますが、一方では、相馬福島道路の開通により、地域産業の振興や交流人口の増加が期待されるなど、本市が大きく飛躍できる環境が整ってまいったと考えております。
今後の市政につきましては、次の4つを基本政策として推進してまいります。
1点目は「均衡ある発展を遂げる伊達市」の実現です。本市は都市部、農村部、中山間地域など多様性に富んだ環境を有していますので、それぞれの役割と特性に応じた地域づくりを進めてまいります。
2点目は「地域産業で発展する伊達市」の実現です。基幹産業である農業の生産拡大を図るとともに、地域産業6次化により商工業を含めた地域経済の発展を図ってまいります。また、相馬福島道路を活用し、若者に魅力のある企業を積極的に誘致するとともに、他とは異なる体験型観光を提供するなど、本市の魅力を最大限発揮してまいります。
3点目は「安心して暮らせる伊達市」の実現です。元気な高齢者の知識と技術を地域経済や地域社会に役立てていただき、併せて生きがいと健康を享受できる社会を築いてまいります。また、在宅介護サービスの向上を図るとともに、介護従事者の確保・育成に努めてまいります。
4点目は「子どもたちが元気な伊達市」の実現です。妊娠から子育てまで切れ目ない支援を行う子育て世代包括支援センターの充実を図り、母親の不安解消と子どもたちの健やかな成長を支援してまいります。また、学校と家庭が連携し、規則正しい家庭生活と基礎重視の学校教育により学力向上を図ります。
以上の政策を進めるにあたり、私は、課題解決策は常に現場にあることを肝に銘じ、「現場主義」の徹底と、前例にこだわらない「チャレンジ」する姿勢で市民に身近な市政を推進してまいります。
本市は、他の市町村にはない地域産業と地域資源、高い潜在能力を有しております。その能力が最大限引き出され大きく発展するように、市民の皆さまと心を一つにして取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2018年(平成30年)2月
伊達市長 須田博行