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条例の趣旨 | 役割 | 施策 | 伊達っ子こどもの日 | 経過
伊達市では、市内に住むすべての子ども(以降「伊達っ子」)が自分の居場所を実感して生き生きと成長し、保護者は過度な負担を感じることなく子育てができるよう、令和6(2024)年4月1日に「伊達市元気な子ども・みんなの子育て条例」を制定しました。
伊達市のシンボルである名峰霊山の豊かな「自然」、伊達氏発祥の地のロマンあふれる「歴史」、寒暖差や肥沃な土地が育む多彩でおいしい「農産物」、あたたかく人情味あふれる「人」は、これまで、伊達っ子の健やかで心豊かな成長に大きく貢献してきました。これらの土壌の上で、これからも伊達っ子が郷土に誇りを持ち、豊かな人間性を身に付け、社会的に自立していくためには、次の2つのことが大切です。
1つは、伊達っ子が「元気」であることです。元気な伊達っ子とは、身体の健康に限らず、精神の健全さも含め自己肯定感を持って、どのような困難な状況でも前向きに乗り越えることができる、気力に満ちた子どもです。
2つ目は、子育てを「みんな」で行うことです。伊達っ子がより良く育つには、伊達市版ネウボラで子育て家庭を支えつつ、地域社会のみんなで伊達っ子の居場所をつくり、家族と同様に受け入れ、応援し、見守り育てていく意識づくりが重要です。
令和5年、伊達っ子が意見を出し、自ら考え行動する指針として、次に掲げる「伊達っ子の誓い」が生まれました。
伊達っ子の誓い
テーマ1 人との関わり わたしは友達と仲良くします
テーマ2 あいさつ わたしは明るく元気な声であいさつをします
テーマ3 健康 わたしは毎日元気に過ごします
テーマ4 ふるさと わたしは自然とふるさとを大切にします
テーマ5 挑戦・努力 わたしは将来の夢に向かって日々努力します
伊達っ子がこの誓いを実践し、地域のみんながそれぞれの役割を果たすことで、伊達っ子が伊達市で育ち、育てられたことを誇りに思えることを願い、ここに条例を制定します。
伊達っ子が応援されていることを実感し、自己肯定感をしっかり持って社会的自立を図るため、「子育て家庭への施策」、「伊達っ子の生き抜く力を育てる施策」、「伊達っ子の人権を守る施策」および「伊達っ子を中心とした楽しいまちづくりの施策」の4施策を推進します。
子育て家庭への施策を推進します。
伊達っ子や保護者が安心して相談できること、誰もが充実した支援を受けられること、安心して自分らしくいられる場があることは、伊達っ子の健やかな育ちに必要なことです。市は保護者とともに伊達っ子が健康で心穏やかな生活が送られるよう伊達市版ネウボラの充実や関係機関と連携した相談体制の構築などを推進します。
伊達っ子の生き抜く力を育てる施策を推進します。
伊達っ子が生涯にわたって体も心も社会的にも幸せな状態で生活を送るには、伊達っ子がみんなに愛され、支えられさまざまなことを学びながら自己肯定感を高めること、望ましい生活習慣を築くことが大切です。市は子どもたちのがんばりを応援すること、無理のない範囲でお手伝いをすること、メディア依存を防止する取り組みなどを推進します。
伊達っ子の人権を守る施策を推進します。
すべての伊達っ子は個人として尊重され、基本的人権が守られ、差別的な扱いを受けることがないようにしなくてはなりません。市は虐待防止、いじめや不登校などへの取り組みを推進します。また、ヤングケアラーへの配慮や性別に関する差別防止の施策も推進します。
伊達っ子を中心とした楽しいまちづくり施策を推進します。
伊達っ子にとって遊びや体験活動は、知的好奇心を満たし健やかな育ちの核になります。市は伊達っ子の意見表明や社会参加を促す取り組みを推進します。毎月1 日を伊達っ子こどもの日と制定します。
元気にがんばっている伊達っ子が、普段以上に大人たちと多く語らい、感謝の気持ちを伝える日として創設しました。勉強や習い事、仕事や家事で毎日忙しいですが、家族でゆっくり話す時間を作ってみませんか?
令和5年7月から8月にかけて実施したアンケート調査では、大人から伊達っ子たちに対して320件ものメッセージが寄せられましたので抜粋してご紹介します。皆さんからの心がこもったメッセージありがとうございました。
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